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2003年11月13日(木) 22時23分

医療過誤:目の手術で未熟児が呼吸停止状態 横浜の病院毎日新聞


 横浜市立大学センター病院(同市南区)は13日、生後3カ月の未熟児の男児が目の手術を受ける際、酸素を吸引させるところを誤って窒素を吸わせ、男児が約40分間、呼吸停止状態になっていたことを明らかにした。現在、男児の状態は安定しているが、脳に重い障害が残るおそれがあるという。

 同病院によると、12日午後4時ごろ、新生児集中治療室から男児を手術室に運ぶ際、移動用の保育器に取り付けられていた窒素ボンベを使ってしまい、男児は約5分後に心拍が低下し呼吸が停止した。当初、医師や看護師は窒素の吸引に気付かず、心臓マッサージなどを行ったが、症状は改善されなかった。しかし約40分後、窒素ボンベが取り付けられていることが分かり、酸素の吸入に切り替えたところ症状は改善した。

 保育器には今年7月に別の手術で使った窒素ボンベが取り付けられたままになっていた。今回の手術前日と当日のチェック時にも、医師や看護師は気付かなかったという。今田敏夫副院長は「基本的な確認が行われていなかった。ご迷惑を掛け、申し訳ありません」と謝罪した。【広瀬登】

[毎日新聞11月13日] ( 2003-11-13-22:23 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031114k0000m040119000c.html