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2003年11月13日(木) 22時56分

3か月男児に酸素と間違え窒素ガス、脳に重症か読売新聞

 横浜市立大医学部付属市民総合医療センター(同市南区)で12日、生後3か月の男児に誤って窒素ガスを吸入させ、男児が院内の新生児集中治療室(NICU)で治療を受けていることが13日、わかった。

 応急処置の結果、男児は一命を取りとめたが、脳などに重症を負った可能性があるという。

 市大センター病院によると、事故が起きたのは12日午後。眼科系疾患の手術で、看護師らが男児をNICUから手術室に搬送するため、移動型の保育器に移し、男児が口に付けていた人工呼吸用チューブを保育器備え付けのボンベに接続したところ、男児の呼吸が一時停止。約40分後、接続したのが酸素ボンベでなく、窒素ボンベだったことがわかったという。

 ボンベにはそれぞれ、「窒素」「酸素」と印字されており、使用前に看護師らが確認することになっているが、保育器に取り付けると、ボンベの下部は寝台の下に隠れる形になっており、上部のみが灰色で下部が黒色の酸素ボンベと、全体が灰色の窒素ボンベとの区別を看護師らが十分にしなかったとみられている。

 杉山貢病院長は13日、記者会見し、「患者や両親、病院の利用者らにご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。市大センター病院では12日夕、院内に事故調査委員会を設置し、さらに詳しい原因を調べている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000014-yom-soci