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2003年11月13日(木) 02時08分

真空採血管から細菌検出 厚労省が対策指示共同通信

 血液検査に使う真空採血管の約20%から食中毒や肺炎を起こす細菌が検出されたことが分かり、厚生労働省は12日、滅菌処理と、採血時に逆流して感染するのを防ぐ手順の周知徹底をメーカーに指示する方針を決めた。
 真空採血管は中が真空で、血管に刺した針から自然に血液が入り採取できる仕組み。年間約8億本が使われている。
 藤田保健衛生大短大の勝田逸郎助教授が、国内で流通している1000本を調査したところ、202本から発熱や食中毒、肺炎を起こすセラチア菌など8種の細菌を検出した。いずれも滅菌処理していない国内の製品だった。
 真空採血管は、内部に入った血液は逆流しないとされていた。しかし、血液の流入が止まった時に患者の腕に巻いたゴムバンドを外すと血液が逆流することも判明。細菌で汚染されていた場合、感染する恐れを否定できなくなった。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000011-kyodo-soci