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2003年11月12日(水) 02時31分

<外為取引破たん>仲介業者「125億円回収不能」毎日新聞

 那覇市の外国為替取引仲介業者「フォレックスジャパン」は11日、業務提携先のマカオの外為業者が業務停止状態に陥り、顧客5000人から集めた200億円のうち125億円が回収不能になると発表した。

 同社は東京や大阪、福岡、名古屋など全国に7支店を持つ。顧客の半数は沖縄在住。「独自の外為売買システムを開発した。シミュレーションでは理想的な利益回収率」などと宣伝。00年9月から顧客にマカオの外為業者「ユニライン・インターナショナル・インベストメント・コンサルタント」への投資を勧誘し、外為取引の運用益を配当する事業を始めた。3カ月満期で元本保証でないが、1年目で元金の4割、2年目で2割の配当を出す実績を上げたとして、顧客を増やした。

 今夏、同社専務でユニライン社取引責任者でもある香港人が行方不明になり、今月5日、ユ社から「資金不足で業務停止状態に陥った」と説明された。ユ社に残る75億円を保全し回収に務めたい、としている。

 ある顧客の男性は「事情がわからず、信じられない」と困惑していた。

 会見した許田明炎(きょだめいえん)社長は「どんなに素晴らしいシステムがあっても、相場は生き物なので判断できない側面もあった」と話し、頭を下げた。同社は12日から、全国8カ所で説明会を開く。社員数110人。年内にも会社を清算する方針。【中村宰和】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000129-mai-soci