悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年11月12日(水) 00時00分

加工食品 原産地表示を拡大 東京新聞

 加工食品の原材料の原産地表示義務付け拡大を進めている農水省は十二日、塩さけや切り干し大根など新たに対象となる品目案をまとめ、厚生労働省と共同で開いた有識者会議に提示した。

 農水省は今後、この案を基に消費者や業界団体からヒアリングを行い、二〇〇四年度中に日本農林規格(JAS)法で表示を義務付ける考え。

 品目案に盛り込まれたのは(1)切り干し大根、干し柿、シラス干しなどの乾燥もの(2)塩さけ、塩いくら、塩うになどの塩蔵もの(3)味付けカルビ、豚肉みそ漬けなど調味液との混合もの(4)カット野菜ミックス、合いびき肉など−の四種類。

 農水省が定めた「加工程度が低く、原産地が価格や品質に大きく影響する」との基準で選んだ。

 農水省はこのうち、製品に占める原材料の割合が50%以上のものについて表示を義務付けることにしている。

 豆腐、納豆、緑茶、野菜飲料、もち、こんにゃくなど対象品目に挙げなかった九品目も「加工程度は低くはないが、品質に大きく影響する」として、今後のヒアリングで対象とすべきかどうか意見を聞くことにした。

 食品の原産地表示はこれまで生鮮食品と、梅干しなど製造者からの要望が強い一部加工品に限られてきた。しかし外国産の魚を国内で干物にしたものが「国産品」として出回るなど消費者の混乱を招く恐れが出てきたため、農水、厚労両省が有識者会議を設置。農水省は八月に表示拡大の基準を定め、具体的な品目の絞り込みを進めていた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20031112/eve_____sya_____001.shtml