2003年11月12日(水) 22時45分

＜個人情報＞ＨＰの相談者の個人情報が流出か　ＡＣＣＳ（毎日新聞）

　コンピューターソフトなどデジタル著作物の著作権者団体、社団法人「コンピュータソフトウェア著作権協会」（ＡＣＣＳ、東京都文京区、辻本憲三理事長）は１２日、同協会のホームページ（ＨＰ）に質問を投稿した延べ１１８４人の個人情報が、外部から見られる状態になっていたと発表した。悪用されるなどの被害はないという。

　記者会見した同協会の久保田裕専務理事によると、問題があったのは著作権やプライバシーの相談を受け付けるＨＰ。質問者は自分の住所、氏名、年齢、職業を記入しなければならないが、その個人情報や質問内容を外部から特別な方法で入手することが可能になっていた。

　今月９日に外部から「個人情報が漏れている」と指摘があり、実際に個人情報を添付したメールが送られたことで発覚。ただちにＨＰを閉鎖し、委託していた業者と調査していた。

　ソフトに欠陥があったのが原因とみられ、久保田専務理事は「自らの管理が徹底できず、利用者、関係者に迷惑を掛けたことをおわびする。情報管理体制の見直しを行い、信頼回復に努めたい」と話している。【柴沼均】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000105-mai-soci