2003年11月11日(火) 19時13分

偽「有栖川宮」ら３人起訴　坂本被告は否認（共同通信）

　「有栖川宮」を名乗って結婚披露宴を開き、祝儀約１２００万円などをだまし取ったとして、東京地検は１１日、詐欺罪で、自称「有栖川識仁」の無職北野康行容疑者（４１）ら３人を起訴した。
　ほかに起訴されたのは、披露宴で新婦となった無職坂本晴美容疑者（４５）とイベント企画会社社長楠信也容疑者（４２）。北野、楠両被告は起訴事実を認めているが、坂本被告は否認しているという。
　起訴状によると、北野被告らは４月、東京都で「有栖川宮記念奉祝晩餐（ばんさん）会」と銘打った披露宴を開催。出席者ら３２７人からお祝いとして計約１２００万円と高級絵画１枚をだまし取った。
　うち会場費など経費として約８００万円が支払われた。残りは楠被告が自分が経営する会社の運営費に充て、北野、坂本両被告にはほとんど入らなかったという。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031111-00000161-kyodo-soci