2003年11月10日(月) 01時12分

電子投票でトラブル続出　神奈川県海老名市（共同通信）

　関東地方では初の電子投票で行われた９日の神奈川県海老名市長選と同市議選の投開票でトラブルが続出。投開票の開始がそれぞれ遅れたほか、開票結果も当初の予定から２時間以上遅れ、１０日未明にずれ込む異例の事態となった。
　市選管は「初の電子投票と衆院選が重なったため、作業に手間取り、単純ミスも起きてしまった。初めての経験なので」と説明している。
　投票開始が遅れたのは同市門沢橋の投票所で、職員が投票機の立ち上げ手順を誤ったためで、予定の午前７時から約１０分遅れでスタート。その後も別の投票所の投票端末で通信トラブルが起きたり、投票カードの読み込みが一時的にできなくなるなどのトラブルが相次いだ。
　市長選、市議選の開票開始は午後９時１０分の予定だったが、投票記録簿の作成などに手間取り、約３０分遅れた。
　午後１０時半すぎ、今度は開票後の集計で電子投票の投票者数と投票数が合わないことが判明。その後、４カ所の投票所が投票記録簿に記載ミスをしたのが原因と分かったが、市長選、市議選ともに開票結果が判明したのは１０日未明だった。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031110-00000025-kyodo-soci