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2003年11月08日(土) 07時04分

薬害肝炎東北訴訟で新たに2人提訴 第2次、原告5人に河北新報

 汚染血液製剤でC型肝炎ウイルスに感染した山形県の40代女性と宮城県の50代男性が、国と三菱ウェルファーマ(旧ミドリ十字、大阪市)、その子会社のベネシス(同市)に計6600万円の損害賠償を求める訴えを7日、仙台地裁に起こした。薬害肝炎東北訴訟の第2次提訴で、原告は計5人になる。

 訴えによると、患者2人は発症していないキャリアで、いずれも1980年代、出産や手術の際に血液凝固因子製剤を投与され、C型肝炎に感染した。医師の紹介状や投薬証明によって製剤の使用が確認された。

 係争中の東北訴訟で、国は「当時、輸血後肝炎や慢性肝炎の明確な基準はなかった。C型肝炎ウイルスも発見されておらず、検査法もなかった」などと反論、製薬会社は血液製剤投与の有無などを疑問視し、争う姿勢を示している。

 薬害肝炎東北訴訟で、仙台弁護団は12月6日、東北各県の弁護士と連携して「薬害肝炎ホットライン」を開設、無料で被害相談を受け付ける。宮城を除く5県は、医療事故一斉相談を兼ねる。時間は午前10時から午後3時。弁護団がこれまで実施した3回の電話相談では、計約300件の相談が寄せられている。
 青森017(775)7890▽岩手019(623)0378▽秋田018(823)7431▽宮城022(224)5518▽山形023(632)2070▽福島024(535)3554。
[河北新報 2003年11月08日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031108-00000006-khk-toh