2003年11月08日(土) 13時07分

MS集団訴訟、ノースカロライナ州も正式和解（ZDNet）

　米Microsoftは11月6日、ノースカロライナ州の消費者から起こされていた訴訟で和解が成立したと発表した。この訴訟では、Microsoftが反競争的な事業慣行によって州の独禁法に違反したと訴えていた。

　Microsoftは先日、ノースカロライナ州を含む6州の集団訴訟で総額約2億ドル規模の和解成立に近づいていると発表したが、ノースカロライナなどの4州の訴訟では和解について裁判所の判断は出ていなかった。

　ノースカロライナ州の訴訟の和解条件は、今年7月に成立したカリフォルニア州の訴訟の和解と同様の内容。Microsoftは各種製品の購入に利用できる商品券を、この訴訟の原告となった個人に配布する。Microsoftによればこの商品券はメーカーを問わず、PCと関連ソフト、特定の周辺機器の購入に利用できる。ノースカロライナ州の和解金額は、原告全員が商品券を利用すると想定した場合で総額約8900万ドルとなる。

　この訴訟の和解合意は、ノースカロライナ州の裁判所で先日仮承認された。

　和解条件では商品券を受け取れる対象として、1995年12月9日から2002年12月31日の期間中、同州に在住して特定のMicrosoft製ソフトを間接的に購入した消費者と定めている。（ZDNet）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031108-00000013-zdn-sci