2003年11月07日(金) 01時26分

給食：カレー鍋にガラス片　神戸の小学校（毎日新聞）

　神戸市東灘区本山南８、市立本山南小学校（佐賀博校長、４５２人）で６日、給食のカレー調理中に調理師が過ってしょうゆ瓶を割って鍋の中にガラス片が混入、そのカレーを食べた２年生男児がガラス片を口に入れたことが分かった。児童が数ミリの大きさのガラス片２個に気付いたという。同市教委健康教育課は「給食は破棄すべきだった。間違った判断だった」としており、同校は全児童を家庭訪問して謝罪。今のところ異状を訴えている児童はいないという。

　市教委によると、同校の女性調理師がカレーを調理中、瓶を鍋のふちに当てた。欠けたガラス片数個が鍋に入ったが、調理師はしゃもじですくい出してそのまま給食に出し、上司にも報告していなかった。また、児童からの混入の報告があった後も、教室の担任が他の児童にガラス片が入っていないか確認させただけで給食を続けさせ、別のクラスでは何の措置も取らなかったという。

　同市教委健康教育課は「事故をすぐ報告すべきで、異物が混入した以上、破棄すべきだった。全く誤った判断が続き、申し訳ない」と話している【大川泰弘】

［毎日新聞１１月７日］ ( 2003-11-07-01:26 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031107k0000m040134001c.html