悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年11月06日(木) 12時08分

マイクロソフト、ウィルス犯逮捕に500万$懸賞基金読売新聞

 【ニューヨーク=北山文裕】米マイクロソフトは5日、世界中で猛威をふるった「MSブラスト」などのコンピューターウイルスを作成した犯人逮捕のため、500万ドル(約5億5000万円)の懸賞金基金を設立したと発表した。

 ウイルス犯罪の摘発を進めている米連邦捜査局(FBI)や国際刑事警察機構(ICPO)への捜査協力の一環で、賞金供与の第1弾として今夏、世界中のパソコンに感染が広がったMSブラストと、「ソービッグ」の2種類のウイルスを作成した犯人逮捕につながる情報が提供された場合、それぞれ25万ドル(約2750万円)の賞金を支払う。情報提供は各捜査機関の本部・支所で受け付ける。

 異例の懸賞金の拠出は、MSブラストのように、同社製基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を狙った新種ウイルスが相次いでおり、このままでは主力製品の信頼性を損ないかねないとの危機感が背景にあるとみられる。

 MSブラストは、インターネットに接続しているだけで感染するタイプで、今年8月以降、米国から世界中に感染が拡大した。亜種を作成した容疑者は逮捕されているが、もともとのMSブラストの作成者の摘発にはいたっていない。一方、電子メールを媒介に欧米を中心に感染を広げたソービッグの作成者も捕まっていない。

 マイクロソフトのブラッド・スミス上級副社長は、「(ウイルスの作成、拡散は)現実に多くの人に被害をもたらす犯罪。捜査機関の犯人逮捕に協力したい」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000004-yom-soci