2003年11月06日(木) 02時26分

投薬ミス：６０歳代の女性患者死亡　神戸大病院（毎日新聞）

　神戸大医学部付属病院（横山光宏院長）で起きた入院患者の女性（６０代）への投薬ミスで、同病院は５日、この女性が死亡したと発表した。死亡の日時については「プライバシー保護のため公表できない」とし、「ミスと死亡の因果関係は医療事故調査委員会で調査中」としている。横山院長は「改めておわびを申し上げる」とのコメントを出した。

　女性は今年８月、食道せん孔による感染症で入院したが、先月２日に抗凝固薬ヘパリンの代わりに誤って糖尿病用のインスリンを投与されたために血糖値が正常値の３分の１に低下。意識が混濁し、意思表示できない状態になった。【大迫麻記子】

［毎日新聞１１月６日］ ( 2003-11-06-02:26 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031106k0000m040131000c.html