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2003年11月06日(木) 23時45分

ウイルス作者情報に総額500万ドル、MSが反ウイルス報奨プログラムMYCOM PC WEB

米Microsoftは、ウイルス作者の逮捕につながる情報提供者に報奨金を支払う「Anti-Virus Reward Program」を発表した。

司法当局のワーム/ウイルス事件捜査の支援を目的としており、同社は500万ドルを同プログラム基金に拠出した。まずはMSBlast.AとSobigの作者逮捕情報に、それぞれ25万ドルの賞金が提示されている。プログラムは全世界を対象としており、各国の規定が優先されるが、基本的に米国外の情報提供者に対しても報奨金は支払われる。

発表は、米連邦捜査局(FBI)、米シークレットサービス、インターポール(国際刑事警察機構)と共同で行われた。報酬金プログラムにおけるMicrosoftの役割は、資金面の援助と現行法の範囲内での捜査への協力の2点。さらに企業としては、同社のワーム/ウイルス問題に対する厳しい姿勢を示すのも目的の一つになっているという。

「ウイルス作者はコードを公開しただけ」という見方もあるが、同社顧問弁護士のHamanshu Nigam氏は「これはゲームではなく、深刻な被害をもたらすという点では、犯罪的な行為なのです」と指摘する。報奨金の支払いが500万ドルに達した場合、プログラムの成果を検討した上で、存続させる可能性もあるという。

(Yoichi Yamashita)

画像はこちら
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/11/06/50.html

マイクロソフト、Windowsのセキュリティ向上を狙うキャンペーンを開始
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/09/16/13.html

FBIがBlasterワームの亜種作製者を逮捕---18歳の高校生
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/30/50.html

ついにFBIも本格捜査へ - W32/BlasterおよびSobigの作成犯、未だ逮捕されず
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/27/17.html

Blasterワーム拡散、その時マイクロソフトはどうしたか?
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/20/06.html

Microsoft
http://www.microsoft.com/

国際刑事警察機構
http://www.interpol.int/

Internet Fraud Complaint Center
http://www.ifccfbi.gov/

(MYCOM PC WEB)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031107-00000098-myc-sci