2003年11月06日(木) 21時48分

「年金止まる」と県内受給者に不審電話相次ぐ　社会保険職員名乗り　／高知（毎日新聞）

　社会保険職員と名乗る人物が「年金が過払いになっている。すぐ支払わないと年金が止まる」などとウソを言い、県内受給者１３人に、現金の振り込みを催促する不審電話を相次いで掛けていたことが高知社会保険事務局の調査で分かった。電話は４日に１０件、３日３件あり、被害はなかったが、同事務局は「不審な電話があった場合は、まず最寄りの社会保険事務所に連絡してほしい」と呼びかけている。
　同事務局によると、不審な電話は高知東、高知西、南国の３事務所管内の受給者宅に掛かり、正午から午後２時前後に集中していた。過払い額は十数万円〜二十数万円と告げ、現金の振り込み先を指定するケースもあった。「社会保険事務所に確認した上で振り込む」と返答すると、怒ったような感じで電話を切ったという。
　過払い要求の電話や訪問は全国的に増えており、福井や大阪などでは実際に被害が報告されている。
　【元田禎】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000005-mai-l39