2003年11月06日(木) 21時35分

過払い分返還要求、年金の不審電話相次ぐ　県内７件１４３万円被害　／山口（毎日新聞）

　年金受給者らの自宅に社会保険職員を名乗って年金の過払い分の返還を求める不審電話が全国で相次いでおり、山口社会保険事務局が注意を呼びかけている。１０月１０日までに全国で９０件、県内では４件の不審電話を確認しており、被害は７件約１４３万円という。
　事務局によると、社会保険職員や「大阪市年金管理センター」など架空の団体を名乗り「年金の払い過ぎがあったので、指定の銀行口座に至急振り込んでほしい。さもないと次回の年金の支払いを停止する」と電話で返還を求める手口という。
　事務所は「社会保険庁や社会保険事務所が現金振り込みを電話で依頼することは絶対にない。不審電話があった時は相手の名前を確認し、最寄りの社会保険事務所に連絡してほしい」と話している。【住田里花】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000004-mai-l35