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2003年11月06日(木) 00時00分

監視カメラ 街に3台朝日新聞・

草加市 違法駐車対策など

 草加市は5日、市内に設置した13台のカメラで「違法駐車・迷惑駐車監視システム」と「不法投棄監視システム」の運用を開始した。市役所や警察署などに設置したモニターから監視の目を光らせる。カメラは人家などを撮影しない設定で、プライバシーに配慮した。県警によると、警察署と自治体が協力し、違法駐車などの監視システムを導入するのは県内で初めてという。

プライバシー配慮し運用

 草加駅西口周辺に設置されたカメラ8台は、遠隔操作やズームの機能を備え、70メートル先のナンバープレートも確認できるという。モニターは草加市役所と草加署にあり、併設のスピーカーから警告する。

 24時間の録画、1週間分の映像保存が可能。犯罪抑止効果も期待され、市情報公開・個人情報保護審議会に諮った上で、映像を犯罪捜査に使用することができる。

 市は「モニター室には鍵を付け、特定の職員しか入室を許可しない」としている。草加署も「あくまでも交通監視。刑事が24時間、モニターを見ているわけではない」とし、プライバシー保護には万全を期すという。

 市に迷惑駐車防止対策などを要望していた草加駅西口商店会は「プライバシーの問題などを議論したが、治安が良くなる方を優先したいという結論になった」と話す。

 不法投棄監視システムでは、市北部の柿木町などにカメラ5台を設置した。

 市内では不法投棄が増加傾向にあり、00年度は306件、01年度445件、02年度501件、03年度も9月末で265件となっている。

 市は「プライバシー保護もあり、24時間の監視でなく、夜間、センサーで人の気配を感知してカメラが作動する仕組みになっている」という。映像は市環境業務センターへ送信され、記録される。

 両システムの運用費用はカメラのリース代など月々約70万円。市職員は「本音を言えば、こんなものを付けない方がいいのだが……。安全を買わなければならない世の中になったのか」と話している。

(11/6)

http://mytown.asahi.com/saitama/news02.asp?kiji=4659