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2003年11月05日(水) 00時00分

北銀、不正45口座強制解約朝日新聞・

  ヤミ金融や「おれおれ詐欺」の被害が全国的に急増しているのを受け、北陸銀行が不正口座の強制解約に乗り出し、これまでに個人の普通預金45口座を強制解約した。県内では、富山第一銀行が「実態を調査中」、富山銀行も「具体的な対応策を早急に実施する」とし、いずれも強制解約に向けての準備を進めている。

  北陸銀行は「不正口座は犯罪に関係しているものだけでなく、今後、悪用される可能性もある。そのまま見過ごすと、お客様の被害につながる」(内生蔵正秀・経営管理部管理担当部長)として、県警と連携し、強制解約に踏み切った。

  同行によると、個人顧客なのに1日10件や20件の振り込みがあったり、振り込まれた当日に全額引き下ろされたりするような明らかに異常な口座情報が営業店や警察から寄せられる。それに基づき、入出金の明細を再調査した上で、名義人に再度の本人確認をする。

  名義人からは「ヤミ金融業者にとられた」「ネットオークションで売った」との答えが返ってくるという。当初は本人によって開設されていても本人の意思とは関係なく使われているため、内容証明郵便を送り、強制解約する。

  強制解約に取り組むなかで、各営業店の注意も高まった。「おれおれ詐欺」によって窓口に振り込みに来た高齢者に、行員が確認を促し、3件の被害を防いだという。

  同行の個人の普通預金口座は延べ280万。現在も不正利用の疑いがある口座が、東京の営業店などでは、1店舗につき3、4口座あるという。


(11/5)

http://mytown.asahi.com/toyama/news02.asp?kiji=3964