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2003年11月05日(水) 14時55分

航空券の電子化に遅れ——「eチケット利用したことある」10%japan.internet.com

インターネットコム株式会社 と 株式会社インフォプラント が、旅行サイトの利用について調査を行ったところでは、eチケットを利用したことがある人は10%に留まり、普及が進んでいないことが分かった。

この調査は、全国20代以上のインターネットユーザー300人を対象に行ったもの。年齢層分布は20代:29%、30代:47%、40代:19%、50代:4%、60代:1%。この調査での「旅行サイト」とは、航空券やツアーの手配ができるサイトを指しており、ホテル手配のみを行うサイトは含んでいない。

上記の条件にあてはまる旅行サイトで、航空券やツアーを購入したことがあるという人は30%に留まった。旅行サイトを使った感想は「かなり便利だった」という人が37%、「やや便利だった」と感じている人は48%と、あわせて85%が便利さを感じたことがわかった。

一方、旅行サイトを利用したことがない209人にその理由を尋ねたところ、最も多かったのは「使う機会がない」で59%だったが、その次に多かったのは「欲しい商品がない」で16%。「関西空港から良い便がない」「地方には合わない」という意見から、地域的な格差があることが伺える。

次に支払い方法に注目してみると、購入をしたことがある人のうち「クレジットカード」で支払ったという人が最も多く62%(複数選択可)、次に多かったのが「銀行振込」で35%だった。しかし、全員に希望する支払い方法を聞いたところ、1位の「クレジットカード」は同じだったが、次が「郵便振込」で16%、「銀行振込」は14%となった。その次に多かったのは「空港カウンター支払い」で10%。手数料をかけたくないというニーズが現れているものと思われる。

旅行サイトを利用する際、できたらいいと思うことは何か(2つまで選択)という質問で一番多かった答えは「直前予約」で41%、次に「オプションツアーの手配」「ホテルの単独予約」がそれぞれ37%、「レストランの予約」が21%など。すでにこれらが可能なサイトもあるが、利用者が必要だと思う機能がよく分かる結果となった。

最近、旅行サイトでの取り扱いが 進められている eチケット(電子チケット)については、「使ったことがある」という人は旅行サイト利用者の10%(7人)に留まった。米国では以前から 当たり前になっている eチケットだが、日本での普及はまだまだのようだ。

上で利用者の要望が強かった「直前予約」だが、eチケットを利用することで可能になる。このような利点をより多くの人に伝えることが、eチケットの普及へつながるのかもしれない。(
調査協力: 株式会社インフォプラント


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