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2003年11月05日(水) 14時54分

ビールの宣伝にVoIPサービスZDNet

 カナダのビール会社Labatt Breweryは、ビール宣伝活動の一環として、数千人のオンタリオ州住民に無料の長距離インターネット電話サービスを提供した。

 通話のたび、10秒間だけ同社のコマーシャルを聞けば、無料でサービスを利用できるというものだった。

 以前なら、企業が社名や商品、ブランドなどを売り込むため、何十万という市民に無料の長距離電話を提供するなど、考えられないことだった。企業が負担する通信費用が宣伝による売り上げ増大分を上回っていたからだ。しかしLabattが昨年夏に立ち上げた「Labatt BlueLine」では、VoIP技術を使うことで、そのコストを劇的に抑えることができた。

 BlueLineは2002年7月、夏季限定プロモーションとして立ち上げられたが、結局、10月31日まで継続された。このサービスを使ってオンタリオ州の住民は約4000万件・5億分の通話をしたという。

 同サービスを復活させる計画はあるのか? Labattは、「来年に向けて、エキサイティングな宣伝活動を多数計画している」と言うにとどめている。

 BlueLineに技術を提供したベンダーによると、同ケースはほんの手始めにすぎない。ほかにも小売業者や先進的なマーケティング企業が、顧客リーチの手段としてVoIPに取り組もうとしているという。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031105-00000020-zdn-sci