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2003年11月05日(水) 11時13分

梶山被告、認否は留保 ヤミ金融事件初公判朝日新聞

 山口組系暴力団五菱会系によるヤミ金融事件で、出資法違反(高金利)の罪に問われた元暴力団幹部の梶山進被告(54)らの初公判が5日、東京地裁であった。梶山被告は罪状認否で「現時点では認否を留保する。捜査がすべて終了してから認否する」と述べた。

 また、共犯の罪に問われた「TO」グループの「社長」とされる松崎敏和被告(34)も認否を留保した。

 検察側の冒頭陳述によると、梶山被告は00年ごろ、自分を頂点とするピラミッド型のヤミ金融組織を作り上げた。配下の店長には違法に高い利息を取り立てることや、貸付残高を1カ月間で100万円増やすことをノルマとして課した。達成するとボーナスを出すが、失敗すれば歩合給の半分をカットする「アメとムチ」で支配し、同グループの14店舗から毎月各150万円を吸い上げていた。

 過酷なノルマを課された店長らは、返済が滞った顧客に「会社に押し掛けるぞ」「死ね、殺すぞ」などと脅して取り立てていたという。

 起訴状によると、梶山被告らは01〜02年、傘下の店舗を通じて顧客に最大で法定の1150倍の高金利で貸し付けて利息を取ったとされる。

    ◇

 梶山被告は黒のスーツ姿で入廷。起訴状の朗読中もじっと前を向いたまま聴き入った。(11/05 11:13)

http://www.asahi.com/national/update/1105/015.html