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2003年11月05日(水) 10時25分

<廃自動車>フロン回収2割未満琉球新報

 県環境保全課は4日、2002年度のフロン回収状況を発表した。このうち、廃自動車のカーエアコンが対象の第2種特定製品の回収台数は8580台で、県内で1年間に発生する廃自動車5万台(推計)の2割に満たないことが分かった。さらに、総回収量のうち、破壊業者に回した量は5割未満となっており、フロンを確実に回収し破壊するというフロン回収破壊法が徹底されていない状況が浮き彫りとなっている。
 今回の回収量実績は、県の回収業の登録を受けた215業者のうち、報告のあった196業者の分をまとめた。報告は業者の自己申告となっている。
 廃自動車8580台から回収したフロン量は2452キロ。そのうち破壊業者に引き渡した量は1077キロだった。ほかのカーエアコンに注入したり、販売するなどの再利用は425キロ。ボンベに保管している量は954キロとなっている。
 一方、自動車リサイクル促進センターによると、同法が施行された昨年10月から今年9月までに、沖縄から自動車メーカーが指定する破壊業者(広島県)に回された台数は、4458台で、破壊量は1285キロだった。
 昨年10月の第2種特定製品に関するフロン回収破壊法の施行に伴い、ユーザーがカーエアコンがついた廃自動車を処理するには、フロン券を購入した上で、県の登録を受けた引き取り業者に引き渡さなければならない。それを回収登録業者が回収し、基本的に破壊業者に引き渡す必要がある。
 このほか、業務用のエアコンなどの第1種特定製品から回収した量は1万5752キロ。(琉球新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031105-00000011-ryu-oki