悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年11月04日(火) 00時00分

終了時刻繰り上げの投票所 前回比3倍朝日新聞・

 11月9日投票の総選挙と最高裁判所裁判官の国民審査で、輪島市や鳳至郡など奥能登を中心に12市町村の133投票所で、投票時間が1時間から4時間繰り上げられる。前回の衆院選に比べると3倍以上に増えた。県選管は「遅い時間に投票へ来る人がいないなど、それぞれの地域の実情に応じて各選管が判断した結果」としている。

 県選管のまとめでは、輪島、穴水、門前、能都、柳田、内浦の6市町村では全投票所で投票終了時刻を1〜2時間繰り上げる。また、七尾、小松、河内、鳥越、押水、鹿島の6市町村でも一部の投票所で1〜4時間、繰り上げる。

 前回の衆院選で、投票時間の繰り上げがあったのは10市町村41投票所。4月の県議選でも10市町村79投票所だったのに比べ、今回は大幅に増えることになる。

 輪島市では選挙の度に時間ごとの投票者を調査。その結果、市中心部にある投票所も含め、午後7時以降に投票するのは投票者全体の1〜2%であることがわかった。そのため、4月の統一地方選から全投票所で1〜2時間の繰り上げをしたが、苦情などは出なかったという。

 同市選管では「午後8時まで投票所を開けていても大都市のように投票率の伸びは期待できない」と話す。今回は新聞の折り込み広告なども使い、投票時間の周知に努めるという。開票作業の開始も午後8時に繰り上げる。

 以前は投票時間の繰り上げには承認が必要で、県選管は午後8時までの投票を指導してきた。しかし、00年4月に地方分権一括法が施行されて以降、繰り上げは各市町村の判断となり、県選管は報告を受けるだけとなったことも「繰り上げ」に拍車をかけたとみられる。

 県選管では「不在者投票が前日の午後8時まででき、遅い時間にしか行けない人も投票は可能。投票者がいないのなら、その分、開票作業を早く始めたい。これらの理由で投票時間を繰り上げる市町村が増えている」としている。
(11/4)

http://mytown.asahi.com/ishikawa/news02.asp?kiji=5975