2003年11月04日(火) 12時25分

＜ＢＳＥ＞２歳未満の肉牛に感染の疑い　広島の処理場（毎日新聞）

　食用牛を対象にした厚生労働省のＢＳＥ（牛海綿状脳症）の全頭検査で、広島県福山市内の食肉処理場に持ちこまれた１歳９カ月の雄の肉牛に感染の疑いがあることが分かった。確認検査のデータが明確でなく、同省は４日午後に専門家会議（座長＝品川森一・動物衛生研究所プリオン病研究センター長）を開いて最終判断する。ＢＳＥと確認されれば１０月６日以来９頭目で、８頭目の確認牛（１歳１１カ月）に続いて２歳未満の若い感染牛になる。

　同省によると、この牛は０２年１月に兵庫県で生まれ、翌月に福山市に移されて飼育されていたホルスタイン種。１０月２９日に食肉処理場で解体処理され、ＢＳＥの１次検査（エライザ法）で陽性と判定された。【須山勉】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031104-00001047-mai-soci