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セールス電話を拒否したい人をリスト登録し、拒否登録者への電話を禁じる規制の摘発第１号として、米連邦通信委員会は３日、米通信大手のＡＴ＆Ｔに７８万ドル（約８７００万円）の罰金を科したと発表した。
発表によると、ＡＴ＆Ｔは拒否登録者２９人に、計７８回のセールス電話をした。罰金は違反電話１回について最高１万１０００ドルと定められ、委員会はそれぞれ１万ドルの罰金を科した。しつこく悪質なセールス電話は米国の社会問題となっており、すでに約５４００万人が拒否登録をすませている。
登録された電話番号を業者に示し、定期的にチェックを行って違反がないかを調べる。この規制は、言論の自由を侵害するおそれがあるとの司法判断によって９月に「待った」がかけられた。だが、各方面からの強い要望で、審理中の上級審判断を待たずに１０月から規制がスタートしている。
(11/04 12:03)