2003年11月02日(日) 00時00分

来年１月、相互接続 ＩＰ電話『ＢＢフォン』と携帯４社 （東京新聞）

　インターネット技術を活用した格安通話料金のＩＰ電話で国内最大手の「ＢＢフォン」を運営するソフトバンクグループと、ＮＴＴドコモなど携帯電話四社が、携帯−ＩＰ電話間の相互接続を来年一月にも実現する方向で基本合意したことが一日、分かった。

　関係筋によると、合意したのはＮＴＴドコモのほか、ＫＤＤＩ、ボーダフォンとツーカーグループ。現在各家庭で利用されているＢＢフォンのＩＰ電話用アダプターをそのまま利用して、ＢＢフォンから携帯への通話だけでなく、携帯からＢＢフォンへの通話も可能になるという。

　ＢＢフォンから携帯への発信は現在も可能だが、一度外国通信会社を経由する方式で中間経費が発生するため、全国一律三分七・五円の一般固定電話向け通話料と比べ、携帯向けは一分二十五円（午前八時−午後十一時）か同二十円（午後十一時−午前八時）と、通話料下げに限界があった。

　相互接続によりソフトバンクグループはＢＢフォンから携帯への通話料を値下げする見通し。高いと批判がある一般固定電話から携帯向け通話料にも影響を与えそうだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20031102/mng_____kei_____000.shtml