2003年11月01日(土) 19時48分

岐阜市のアパレル３社、不当表示警告−−公取委　／岐阜（毎日新聞）

　公正取引委員会は３１日、婦人服の「中国製」ラベルを外して国内製に見せかけたとして、岐阜市内のアパレルメーカー３社に対し、景品表示法違反（原産国の不当表示）の疑いで警告を出した。３社はいずれも岐阜婦人子供服工業組合（松原一廣理事長）の組合員で、公取委は同組合に対しても表示適正化に努めるよう、組合員への指導を求めた。
　警告を受けたのは、ガロ（岐阜市福住町）▽宮部（同市旦島）▽村克（同市高野町）の３社。
　公取委によると、ガロは００年ごろから今年１月まで、中国の縫製工場に製造委託した婦人用礼服（希望小売価格５万〜６万円）のラベルを「中国製」から「日本製」に張り直し、約６０００着を販売した疑い。宮部、村克の両社は婦人用パンツやスカート（同数千円）の中国製ラベルを外し、和文ラベルだけを残して販売した疑い。宮部は約６年間で３万着、村克は約２年半で１万着の不正表示品を売ったとされる。【加藤隆寛】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031101-00000005-mai-l21