2003年11月01日(土) 15時16分

「ハリポタ」長時間読み続け子供が頭痛…米医学誌報告（読売新聞）

　子供たちを引きつける“魔法”の副作用？　世界中で人気を集めている「ハリー・ポッター」シリーズの第５巻「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を長時間読み続けた一部の子供が頭痛を起こしていたことがわかった。米医師が米医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」の最新号で報告した。

　「不死鳥の騎士団」の厚さは第１巻「賢者の石」の３倍で、約９００ページ（米国版）。医師によると、８—１０歳の子供３人が何時間も読み続けた結果、２—３日間鈍い頭痛を訴えた。

　医師は読むのを一時やめるよう指導したが、３人のうち２人は拒否し、鎮痛剤の処方を受けた。本を読み終えると、頭痛は消えたという。この医師は「本の作者は次巻以降さらにページ数が増えると予告しているので、頭痛患者が続出するかもしれない」と心配している。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031101-00000106-yom-soci