2003年10月31日(金) 21時00分

＜会員情報＞２０００人分以上流出か　ファミリーマート（毎日新聞）

　大手コンビニエンスストア「ファミリーマート」は３１日、同社の通信販売会員組織「ファミマ・クラブ」の会員２０００人以上に対して、債権回収業者を名乗る不審な請求書や督促状が送られている、と発表した。同社は「会員情報が流出している可能性は否定できない」として警視庁に被害届を出すとともに、会員に心当たりのない請求書への支払いには応じないよう呼びかけている。

　ファミマ・クラブは会員数１３８万人。今年８月下旬から、会員の一部に対して、アダルトサイトの通信サービス料金２０数万円などを支払うよう求める文書が郵送や電子メールで届くようになった。文書には携帯電話の番号が書いてあり、そこに電話すると振込口座を指示される仕組みになっていた。同社によると、３０日までに２０２１人の会員から問い合わせがあり、うち４人は実際に要求額を金融機関の口座に振り込んだ。

　同社は、今月に入って警視庁に窃盗と詐欺の疑いで被害届を提出。社内の情報管理体制を調査しているが、限られた人間しか会員情報にアクセスできないシステムになっており、今のところ情報流出は確認されていないという。

　同社は１日から専用の問い合わせセンター（電話０１２０・１０６・５４４）を設けて対応する。（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031101-00000032-mai-soci