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地下鉄・松本両サリンなど１３事件で２７人を死亡させたとして殺人罪などに問われ、死刑を求刑されているオウム真理教元代表・松本智津夫（麻原彰晃）被告（４８）の２５６回公判が３１日午前、東京地裁で始まった。前日に引き続き、弁護側が最終弁論を読み上げた。午後には被告の最終意見陳述があり、そこで何も語らなければ、７年半にわたった公判が結審する。
弁護側はこの日、元信徒冨田俊男さん殺害や化学剤ＶＸを使った三つの事件について「弟子が勝手にやったことだ」と改めて無罪を主張。このあと、地下鉄サリン事件について触れ、松本被告と実行犯との間に謀議はなかった、と述べる見通しだ。
結審すれば、判決は来年２月２７日に正式に期日指定される。(10/31 11:40)