2003年10月31日(金) 00時00分

ガッツ石松使い偽チラシ、「やせる水」を販売ウソの体験談印刷し、２３億円売り上げ（ZAKZAK）

ガッツ石松　うその体験談を載せたチラシを配り飲料水を販売していたとして、公正取引委員会は３１日までに、景品表示法違反の疑いで、印刷会社「ノリタケ」（愛知県東海市）に警告するとともに、倒産のため行政手続きが取れなかった通販会社「富士製薬」と「鳳凰製薬」の２社に対する調査結果を公表した。

　公取委によると、ノリタケは当初、富士製薬などの注文でうその体験談を掲載したチラシを作成していたが、印刷代を回収できなかったため、今年７月から９月にかけ同様のチラシを使って「ダイエット飲料」を販売した疑い。

　富士製薬と鳳凰製薬は「茘枝減肥王」「鳳凰軽身痩」などの飲料水を販売する際、「２カ月で１３キロやせた」「テレビ番組で紹介」などと、実態とは異なる話を掲載したチラシ計１億１０００万枚余を配布。計約２３億円を売り上げていた。

　鳳凰製薬の社長は皇宮警察の元巡査部長が務め、チラシではタレントのガッツ石松さんらが効果をアピール。ガッツさんの事務所では、「知人のつてで頼まれ撮影に応じたが、チラシの中身も確認しないうちにばらまかれた。本人は粉末飲料を飲んだこともない」と話している。

ZAKZAK 2003/10/31

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_10/1t2003103108.html