2003年10月30日(木) 19時27分

架空ダイエット体験にＮＧ　健康食品広告で公取委（共同通信）

　中国製の健康食品の広告に、架空のダイエット体験談などを掲載し、消費者の誤認を招いたとして、公正取引委員会は３０日、景品表示法違反（優良誤認）の疑いがあるとして、健康食品販売会社「富士製薬」と「鳳凰製薬」（いずれも東京）の社名を公表した。
　両社は９月に破産。印刷業「ノリタケ」（愛知県東海市）が未払いの印刷代金の代わりに販売権の譲渡を受け、販売を受け継いでおり、公取委は同法違反に当たる恐れがあるとしてノリタケにも警告した。
　公取委によると、富士製薬と鳳凰製薬は昨年１０月から健康食品「鳳凰軽身痩」などの販売をめぐり、新聞折り込み広告に「２カ月で１２キロやせた」「世界が認めた効果。世界健康食品賞金賞」と体験談などを掲載、短期間で著しいダイエット効果があるような誤解を与えた。体験談のほとんどは従業員の創作で、賞も存在しなかった。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031030-00000166-kyodo-soci