2003年10月28日(火) 17時55分

松本被告３０日から最終弁論　３１日に７年半ぶり結審（共同通信）

　地下鉄、松本両サリン事件など１３事件で殺人などの罪に問われ、死刑を求刑されたオウム真理教松本智津夫被告（４８）＝教祖名麻原彰晃＝の弁護側最終弁論が３０、３１日の２日間にわたって東京地裁（小川正持裁判長）で行われる。
　７００ページを超える弁論で、弁護側はすべての事件の無罪をあらためて主張。３１日夕には１９９６年４月の初公判から約７年半ぶりに結審する予定だ。判決公判は来年２月２７日に内定しており、教団をめぐる一連の事件の被告では最後の１審判決となる。
　検察側は４月２４日の論告で松本被告をすべての事件の「首謀者」と位置付け、「犯罪史上最も凶悪な犯罪者。一片の改しゅんの情も認められず、いかなる観点から検討しても極刑以外にあり得ない」と死刑を求刑した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031028-00000136-kyodo-soci