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2003年10月28日(火) 06時12分

「見られない」テレ東に苦情の声殺到スポーツニッポン

 27日の日本シリーズ第7戦「ダイエー—阪神」はテレビ東京とNHK衛星第1テレビが生中継した。地上波ネットの全国カバー率が7割程度のテレ東には、生中継を見られない地域のファンから苦情の声が殺到した。また惜しくも日本一を逃した阪神の地元・大阪からは、虎ファンの“残念コール”が沸き起こった。

 テレ東にとっては、74年の「ロッテ—中日」第5戦以来29年ぶりのシリーズ中継。ダイエーのVの瞬間、王監督の胴上げ、インタビューなどを完全中継したが、放送地域のカバー率が約7割という“泣きどころ”に、野球ファンから抗議の声が殺到した。

 テレ東系列局は大阪のテレビ大阪、福岡のTVQ九州などわずか6局。この日、地上波で生中継を見られたのは北海道、関東、中部、関西を中心とした19都道府県。テレ東系が映らない東北、北陸、山陰などのファンは、NHK衛星しか試合を視聴する方法がなかった。

 テレビ東京には午後8時までの段階で、ファンらから約330件の電話、メールの問い合わせ、苦情が殺到した。内容は「なぜ大事な試合を生で見られないのか」という苦情が大半。「全国に中継できないのなら、はじめから放送権を取るな」という強い抗議もあった。一部には「29年ぶりの放送おめでとう」という激励もあったという。

 日本一を決めたダイエーの地元局で、中継のホスト局を務めたTVQ九州も、生でカバーできたのは福岡全域と佐賀県の一部だけ。同局にも放送されなかった九州各地区からのファンから問い合わせが寄せられた。

 この影響で、衛星での放送権しか持っていなかったNHKにも「なぜ地上波で放送しないのか」という声が寄せられた。NHKでは「地上波で見られない地域のNHK放送局に、そういった問い合わせが若干あったと聞いている」(広報局)と話した。

 ≪日本シリーズ視聴率 上位独占≫日本シリーズ第5、6戦の視聴率が27日、ビデオリサーチ社から発表された。26日にテレビ朝日系列で放送された第6戦の平均視聴率は、関東地区で26.1%、関西で41.8%、北部九州地区で44.6%を獲得。両チームの地元、関西と九州では今シリーズで初の40%超えとなった。瞬間最高は関東39.2%、関西55.9%、北部九州が57.0%でいずれも試合終盤の数字。24日に日本テレビが中継した第5戦は関東で平均21.5%、関西36.8%、北部九州27.4%だった。また、関東地区では、シリーズが週間視聴率ベスト3を独占した。(スポーツニッポン)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031028-00000021-spn-ent