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2003年10月27日(月) 23時23分

<傷害致死>「裁判官が暴走族は産廃以下」 被告の親証言 水戸毎日新聞

 暴走族グループから抜けようとした少年を暴行して死なせたとして傷害致死罪に問われた3少年(15〜16歳)の公判が27日、水戸地裁(林正彦裁判長)であり、2被告の親がそれぞれ証人として出廷、水戸家裁下妻支部の少年審判で裁判官が少年らに「犬のうんこでも肥料として使われる。暴走族はリサイクルもできない産業廃棄物以下だ」と話したと証言した。

 被告の弁護士によると、7月22日の審判で裁判官が少年を諭す際に発言したという。家裁支部はこの日「刑事処分が相当」と決定、3少年は水戸地検下妻支部へ逆送された。

 16歳の少年の弁護士は「裁判官の発言は、裁判官と少年が同じ目線で行われるという少年審判の前提を逸脱している。(こうした発言は)私自身経験がない」と語った。水戸家裁総務課の本間信幸課長は「少年審判は非公開なので(発言の有無を含めて)答えられない」と語った。

 事件は今年6月に起き、茨城県三和町の小倉正夫さん(当時15歳)が犠牲になった。改正少年法(01年4月施行)で刑事罰の適用年齢の下限が16歳から14歳まで引き下げられて以降、16歳未満が起訴された2例目の事件となった。【宋潤敏、土屋渓】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031028-00000084-mai-soci