2003年10月26日(日) 11時15分

＜C型肝炎＞被害者が那覇で初の集会（琉球新報）

　仙台から福岡まで全国五地裁で係争中の薬害C型肝炎訴訟で、県内初の被害者交流集会が25日、那覇市の八汐荘で開かれ、患者ら約40人が参加した。主催の九州訴訟弁護団（浦田秀徳代表）が「治療体制の充実策を国に実行させたい。多くの支援を」と訴え、県内の原告女性も「訴訟に賛同の声を上げてほしい」と呼び掛けた。
　九州山口医療問題研究会主催の医療講演が行われ、佐久川廣医師（琉大病院輸血部副部長）が、C型肝炎治療の現状などを説明した。
　弁護団は、血液製剤のC型肝炎ウイルス汚染の危険性を知りながら、必要な対策をとらなかった国と製薬会社の責任を追及していると説明した。
　26日は午前10時から午後5時まで、C型肝炎訴訟に関する無料電話相談が行われる。問い合わせは福岡県ちくし法律事務所092（925）4119。（琉球新報）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031026-00000007-ryu-oki