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2003年10月25日(土) 00時06分

<視聴率操作>「極めて遺憾」 ビデオリサーチ社長毎日新聞

 ビデオリサーチは24日午後8時過ぎから東京都中央区の本社で会見、竹内毅社長が「調査対象世帯が漏れたことは極めて遺憾であり、関係者の方におわび申し上げます」と謝罪した。昨年8月に発覚した調査対象世帯への不正工作と日本テレビの関係に質問が及ぶと、「調査中」「確認する」などと、歯切れの悪い答えに終始、約1時間で会見を打ち切った。

 会見には約100人の報道陣が集まり、竹内社長ら3人が出席した。モニター世帯が外部からの不正な働きかけに応じたことが発覚したのは、1962年の会社創立以来初めてという。

 会見では、「当社の社員からの情報漏えいはないと確信している」と再三強調した。保守点検車の尾行が確認された昨年8月以降、日テレを含む複数のテレビ局の番組を見るよう依頼された世帯もあったが、「発覚時にテレビ局に連絡を取らなかったのか」との問いには「公式にはそういうこと」「まさかテレビ局が依頼しているとは当時は考えなかった」と説明するにとどまった。

 同社は今後、調査を継続して、日テレ側の調査と照合する。また竹内社長は日テレに対し「厳重に抗議したうえでよく話し合いたい」と述べた。

◇広告主協会に波紋

 民放テレビにCMを出すスポンサー企業の集まりである日本広告主協会(会長・福原義春資生堂会長)にも波紋は広がった。同協会の喜連直武事務局長は「広告主はCMを出す時に、出来るだけ多くの人に見てもらいたいと思う。視聴率はそのための重要な指標だ。そこに不正があったのは極めて遺憾としか言いようがない」とコメントする。同事務局長が不正事件のうわさを聞いたのは24日の午後だが、詳細は会見の報道があるまで知らされていなかった。

 今後の対応については「詳しい事実をつかまないと分からない。他にも類似のことがあるとは思いたくないが……」と話している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031025-00000119-mai-soci