詐欺 熊本市のマンションに家賃振込先変更の偽通知（熊本日日新聞）
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熊本市内で見つかった偽の通知書は、「マンションの管理人が代わるので、家賃の振込先が変更となる」などと書かれ、翌月から指定の銀行口座に振り込むよう告知。振込先は佐賀県内の銀行で、管理会社の本社は大阪市内となっていた。
通知書には会社の印鑑も押してあり、一見偽物だと分かりにくい。今回は、通知書がばらまかれたマンションに管理人が住んでいたため、偽ものだと分かった。
管理人によると、マンションは四階建て八部屋で、通知書は各部屋のドアにある郵便受けに夜間、投かんされたらしい。このマンションを管理する不動産会社は「家賃が比較的高そうなところを狙っているのでは。偽ものだと気づかずに払ってしまう人がいてもおかしくない」と手の込みように驚く。
東京都消費生活センターによると、同様の被害相談は今年六月から一カ月間で十件あった。国民生活センター（東京）では、実際に偽の口座に払ったという例も一件確認している。
県警への届け出は今のところこの一件だけだが、「今後被害がでる可能性も十分ある。少しでも不審に思ったら不動産会社や管理人に確認してほしい」と話している。
（報道部・武田愛一郎）
http://kumanichi.com/news/local/main/200310/20031025000195.htm