2003年10月25日(土) 01時55分

＜遺伝子組み換え＞ＮＺ産の冷凍パン生地回収（毎日新聞）

　サンドイッチのファストフード運営会社「日本サブウェイ」（東京都港区）に納品されていた冷凍パン生地に、厚生労働省の安全性審査を受けていない遺伝子組み換え酵素が含まれていたことが２４日、東京都健康局の調べで分かった。食品衛生法違反の疑いがあるため、同社はこの日、店頭での販売を中止し、未使用分の回収を始めた。

　同局によると、問題のパン生地はニュージーランド産で、酵素培養に使用していた微生物に遺伝子組み換え技術が使われていた。この生地は、大手商社「住友商事」（中央区）が輸入して日本サブウェイにすべて納入、全国１３都府県の９４店で使用されていた。２５日からは当面、サンドイッチ以外の飲み物などの販売を続ける。

　住友商事の社員が商品説明書で気づき、２４日午後、サブウェイから管轄の保健所に申し出があったという。輸入開始時期や販売量については同商事などで調査している。【合田月美】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031025-00000151-mai-soci