2003年10月24日(金) 22時06分

学校で監視カメラ増加　事件防止、夜間防犯に−−山大付属校や山口の中学　／山口（毎日新聞）

　山口大は年内をめどに付属学校に監視カメラを設置する。県内では、大阪教育大付属池田小の殺傷事件を受けて阿知須町が小中３校に６台を設置。夜間の防犯目的に導入する学校も増えている。
　山口大は池田小の事件後、付属学校に警備員を配置。より安全性を高めるため、学長裁量経費から監視カメラの設置費用支出を決めた。山口市と光市にある幼小中養護学校の計６校４カ所に計１３台を設置する。経費は約５００万円。
　付属山口小の池田幸夫校長は「事件はどこの学校であるか分からない。安全に配慮するに越したことはないのでありがたい。他校で起きている夜間の侵入事件にも抑止効果はあるはず」と話す。
　山口市は、夜間にガラスを割られるなどの器物損壊事件があった２中学に昨年６月と今年８月、計９台の監視カメラを設置した。経費は約１００万円。カメラは校内が無人の夜間や休日に動かしている。設置以降、事件は起きていないという。【銅崎順子】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031024-00000004-mai-l35