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2003年10月24日(金) 21時58分

日赤、輸血用血液「貯留保管」を完全実施へ読売新聞

 日本赤十字社は、輸血用血液を6か月間保管した後に医療機関に出荷する「貯留保管」を2006年3月までに完全実施することを決め、24日、厚労省の血液事業部会に報告した。

 日赤は従来、保管期間なしで輸血用血液を出荷していたため、肝炎ウイルスなどに感染している恐れが判明しても、回収が間に合わないという問題が指摘されていた。

 保管対象は、輸血用血液の中で有効期限が1年と長い新鮮凍結血漿。保管期間は段階的に延ばす計画で、今年末までに「2か月間」、2005年3月までに「4か月間」の保管を実施し、最終的には他の先進国並みの「6か月間」を実現する。

 同部会では、B型肝炎ウイルスに感染していながら、献血時の検査をすり抜けた血液が混入した血液製剤が約150万本に上ることも報告された。しかし輸血用血液と異なり、血液製剤は化学処理などでウイルスの感染力が奪われているとして、回収や出荷停止は必要ないと結論付けた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031024-00000012-yom-soci