2003年10月24日(金) 13時37分

遺族の賠償請求を棄却　脳出血治療で過失認めず（共同通信）

　転倒して頭を打った男性＝当時（７２）＝が脳出血で死亡したのは、適切な処置を怠った岐阜県立多治見病院の医師の過失が原因として、遺族が県と主治医に計約４５００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が２４日、名古屋地裁であり、気賀沢耕一裁判長は遺族の請求を棄却した。
　判決によると、岐阜県多治見市で陶磁器原料を採取する仕事に就いていた男性は２０００年１０月、仕事現場で転びまゆのあたりを出血。近くの病院で３針縫った後、県立多治見病院に入院した。
　主治医は「脳に出血があり手術では取れないが、入院して点滴を打てば治る」と妻に告げたが、翌日に容体が急変。緊急手術をしたが約１０日後、脳出血で死亡した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031024-00000097-kyodo-soci