悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年10月24日(金) 15時06分

「ドン・キホーテ」深夜・早朝に店頭で薬品“通販”読売新聞

 薬剤師が不在となる深夜・早朝にテレビ電話を使って医薬品の無料提供を行っている総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」(本社・東京)が、今度は、「通信販売」と称して深夜・早朝の医薬品の店頭販売を始めた。

 厚生労働省は、カタログを家庭に配り、注文してきた客の自宅に商品を届ける通信販売自体は認めているが、店頭でカタログを渡し、店頭で直接販売する「店頭カタログ販売」は“想定外”で、同省は、無料提供の時と同様、合法か違法かの判断を先送りしている。

 薬事法では、医薬品は原則として薬剤師が対面販売することとなっているが、カタログを使った通信販売は、商品を限定して認められている。

 このため、同社は「店頭カタログ販売も、商品を郵送するか直接渡すかだけの違いで問題はない」と解釈。今月1日から、都内12店舗の薬局内に「カタログショッピングコーナー」を設置し、胃腸薬やうがい薬など、通信販売で認められている商品名を掲載したカタログを同コーナーに置いたうえで、店頭販売を始めた。

 同社の店頭カタログ販売について、坂口厚労相は24日の閣議後会見で「毅然(きぜん)として調査し、厳正な態度で臨みたい」と強気の姿勢を見せたが、直接、調査を行う都では「通信販売の定義があいまいで、合法か違法か判断できない」と話す。

 同社は来月から、神奈川、千葉、埼玉県の6店舗でも店頭カタログ販売を始める予定で、「違法と判断された場合は徹底的に争う」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031024-00000104-yom-soci