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警視庁などの捜査員約200人は24日午前、神戸市灘区の山口組総本部に到着。機動隊員が周囲を固める物々しい雰囲気のなか、捜査員は令状を示し、「菱の代紋」で知られる日本最大の暴力団組織の資金源を断つ捜索に着手した。
調べでは、梶山被告は都内のヤミ金グループの責任者だった松崎敏和被告(34)らと共謀。男性会社員(44)ら5人に18万4千円を貸し付け、法定利率の約38〜150倍にあたる利息約100万円を取りたてたとして逮捕・起訴されている。
梶山被告は1000店以上のヤミ金業者をグループ化して統括。松崎被告のグループだけでも約3年半で100億円の収益を上げるなど、年間1000億円以上の違法利益を上げていた。
五菱会総本部(静岡市)などの捜索で発見された現金が、その巨額収益に比べて少なかったため、警視庁などは相当額が山口組総本部に上納された疑いを強めていた。
逮捕されたヤミ金業者らは「山口組のことを話すと服役後に殺される」などと口を閉ざしているが、資金は現金で動かされ、本部の関与を巧みに隠す上納ルートが複数存在するという。
五菱会は昨秋、発足。会の名称も山口組の渡辺芳則会長が、組の代紋「山菱」にちなんで命名したとされる。
ZAKZAK 2003/10/24