2003年10月24日(金) 10時14分

三菱自工を家宅捜索　タイヤ脱落死傷で神奈川県警（共同通信）

　三菱自動車工業本社の入っているビルと報道陣ら＝２４日午前、東京都港区港南 　 　横浜市で昨年１月、走行中のトレーラーのタイヤが脱落、直撃を受けた母子３人が死傷した事故で、神奈川県警は２４日午前、業務上過失致死傷容疑で、トレーラーを製造していた三菱自動車工業（東京）の本社などを家宅捜索を始めた。
　同社製の大型車は１９９２年から横浜の事故までタイヤ脱落が約３０件と多発。県警は適切な安全対策を怠ったとみて解明を進める。
　事故は昨年１月１０日、横浜市瀬谷区の県道で発生。トレーラーの左前輪が脱落し、約５０メートル先にいた神奈川県大和市の主婦岡本紫穂さん＝当時（２９）＝を直撃、岡本さんが死亡、一緒にいた長男、二男が負傷した。
　原因は、車軸とタイヤを連結する部品「ハブ」の破断だったが、三菱自工側は「構造上の欠陥ではなく、整備不良が原因」と説明している。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031024-00000040-kyodo-soci