2003年10月24日(金) 00時00分

名簿流出で議会委紛糾／岡山市選管（朝日新聞・）

　岡山市議会の総務委員会協議会が２３日開かれ、４年前の県議選で、岡山市の投票所に有権者が投票に来たかどうかをチェックする名簿のコピーが流出していた問題で紛糾した。古新（こにい）和美・市選管事務局長は「総選挙を控え、有権者に不信感を与えている。市の対応を示す必要がある」と述べ、２４日に緊急の選挙管理委員会を開き、刑事告訴を含めた対応について協議する方針を明らかにした。

　協議会では、冒頭で市選管が、９９年４月の県議選後に選挙人名簿が流出した経緯を報告。

　８月中旬に流出を把握した市選管は、１０月１０日の衆院解散を受け、市内の１１支所に対し、選挙人名簿や投票用紙などを厳重に管理するように、文書で通達したことを明らかにした。これまでは、支所の担当者らに、選挙に関係する資材の受け渡しの際などに、口頭で管理の徹底を指導していたという。

　委員からは、「ルールを守らない岡山市政ということになる」「内部調査が甘いのではないか」などと批判が相次いだ。

（10/24）

http://mytown.asahi.com/okayama/news02.asp?kiji=3626