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2003年10月23日(木) 06時55分

司法修習生バッジ、「ドラマで話題」とネット競売に朝日新聞

 裁判官や検察官、弁護士を目指す司法修習生がつけるバッジが、大手検索サイト会社「ヤフー」(東京都港区)の運営するインターネット・オークションに出品されていたことが分かった。

 「新品箱入り 未使用品!」と銘打って20日午後に出品された。22日までの入札は、1万円で買いたいという1件だけ。司法修習生の世界はフジテレビのドラマ「ビギナー」に描かれており、出品者もコメント欄で「ドラマで話題の司法修習生の正真正銘本物」としたが、人気はいま一つだった。

 司法研修所は「悪用の恐れがあるので取引を中止して」と申し入れる予定だが、同社は22日、規約で出品を禁じている「公的機関の発行する免許や証明書」に準ずると判断し、サイトから削除した。

 ヤフー広報部は「常時500万点前後の出品数があり、次から次へと新しいものが売り出されるので、関係機関と連絡を取りながら削除していきたい」と話している。

 司法修習生は、国家公務員に準じる身分で扱われ、修習に専念する義務や守秘義務を負い、国から給与が支給されている。全国の裁判所や検察庁、弁護士会での実務研修など1年6カ月の修習を修了すると、法律家になる資格を得られる。

 ヤフーのネット出品をめぐっては、今年8月に弁護士バッジが約15万円で取引されていたことが発覚したほか、今月20日には暴力団の「代紋」と称するバッジの出品情報が削除された。(10/23 06:54)

http://www.asahi.com/national/update/1023/011.html