2003年10月23日(木) 11時26分

三菱自工２４日にも捜索　タイヤ直撃３人死傷事故で（共同通信）

　横浜市で昨年１月、走行中のトレーラーのタイヤ１本が外れ、直撃を受けた母子３人が死傷した事故で、神奈川県警は２３日、業務上過失致死傷容疑で、トレーラーを製造していた三菱自動車工業（東京）を２４日にも家宅捜索する方針を固めた。
　タイヤが外れたのは、車軸とタイヤのホイールをつなぐ「ハブ」が破断したためで、同社製の大型車では１９９２年以降、タイヤが外れるトラブルが横浜の事故までに３０件以上発生していたことが判明。県警は、同社が適切な安全管理措置を取らなかった疑いがあると判断した。
　事故は昨年１月１０日に発生。横浜市の県道を走行中のトレーラーの左前輪が外れて転がり、約５０メートル先を歩いていた同県大和市の主婦岡本紫穂さん＝当時（２９）＝を直撃。岡本さんが死亡し、長男とベビーカーの二男の男児２人も負傷した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031023-00000077-kyodo-soci