2003年10月23日(木) 00時00分

ヤミ金の４人を逮捕 県警　被害２００人以上か （東京新聞）

　県警生活環境課などは二十二日、貸金業法違反（貸金業の無登録営業）などの疑いで、境町伊与久、無職中村正道（３３）、伊勢崎市茂呂町、同大江正弥（３２）、前橋市駒形町、同角内一盛（３３）、高崎市飯塚町、同苅田浩一（２９）の四容疑者を逮捕した。

　調べでは、中村容疑者ら四人は、三月上旬から九月中旬ごろにかけ、知事の貸金業登録を受けずに高崎市の自営業男性（５１）、前橋市の会社員男性（３１）の二人に、五回に分けて約二十一万円を貸し付け、法定利息の約二十倍に当たる一日当たり１・６６％の利息を受け取る契約をした疑い。

　高崎署への相談をきっかけに、同課などで内偵を開始。中村容疑者が主犯格とみられ、高崎市や前橋市などで無店舗型のヤミ金融を経営、摘発を逃れるため「アドバンス」「アトム」など数カ月で店舗名や、電話番号を変えていたという。客をパチンコ店などの駐車場に呼び出し貸し付け、同課などでは被害者は二百人以上に上るとみて、全容解明を急いでいる。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20031023/lcl_____gnm_____004.shtml