2003年10月23日(木) 00時00分

初の電子入札で開札 つくば市　２件、５８社が参加 （東京新聞）

　つくば市は二十二日、市発注の土木工事二件の一般競争入札で、談合防止と事務量軽減に効果があるとされる電子入札による開札を実施した。県内では初の試み。

　開札はインターネットによる入札を同日正午に締め切り、くじで選ばれた四社が立ち会い午後二時に開始。市職員が封筒から最低制限価格（予定価格の６７−８５％＝公表せず）を記した紙を取り出し、パソコン画面から入札参加業者と金額を読み上げ、落札業者を発表。一件当たり十分程度で開札は終了した。

　同市酒丸の幹線管敷設工事（税抜き予定価格七千二百六十万）には三十三社が参加、落札価格は五千八百七十八万八千円。同市谷田部の下水管敷設工事（同千百七十万）には二十五社が参加、九百五十二万五千円で落札された。

　参加した業者は「談合ができず公平でいいが、落札してもこの金額で採算が取れるのか疑問」と話した。（荒井　六貴）　

http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20031023/lcl_____ibg_____004.shtml